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06-07 2018   04:25:58
   

DOTC UNITED GROUP & IBM:ブロックチェーンはデジタルマーケティングの力になる

ブロックチェーンといえば、すぐに「中央集権化」「ビットコイン」「改ざん不可能」「フィンテック」「暗号通貨」などの用語を思い浮かべる人が多いと思います。「ブロックチェーン」は仮想通貨「ビットコイン」の基幹技術として発明された概念なのです。実は「ビットコイン」のほか、ブロックチェーン技術は幅広い用途への応用が可能です。

グローバリゼーションのアプリ生態系こそはブロックチェーン技術の将来なのでしょうか?ブロックチェーンは如何に実用化されるのでしょうか?

 

これら問題に対しては、早くもDotC United Groupは、IBMと提携して開催された2018年のオフラインサロンで『ブロックチェーンは如何にマーケティング分野で実用化されるか?』についての答えを出しました。


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一、ブロックチェーンをどう思うのか?なぜブロックチェーンはインターネットと金融ビジネスを一変させると言われているのか?

 

DATx世界向けビジネス担当者の杜夢さん:「まずは、このプロジェクトは実現できるか、そして、利用者はいるか、をよく考えます。次は、これはやってみる価値があるか、実行が可能なのか、を検討します。そして、やることが割に合うか合わないかを考えます。ブロックチェーンをやりたいだけでブロックチェーンをやるのは、本末転倒した考えではないでしょうか?ブロックチェーンがもたらすビジネス上の付加やマネタイゼーションなどを正確に理解する必要があります。我々はブロックチェーン技術を利用する初心者なのです。」

 

DotC United Groupブロックチェーンプロダクトマネージャーの李赫さん:「ブロックチェーンの技術が発展する中では、いくつか矛盾が出てしまったと思っています。例えば、性能、非中央集権化と効率化との間で生じていた矛盾。非中央集権化を推進すれば、性能が低下し、その反面で、性能が向上すれば、非中央集権化が低下します。これらは、我々が直面する技術上の一つの壁となっています。ブロックチェーンをやりたい、と言うだけでブロックチェーンをやるのはタブー。今の技術を背景に、ブロックチェーンはどんなことに使われているか、または、ブロックチェーンを通じてどんな価値を提供するのかは、我々が考え解決すべき問題ではないか?僕が見たところ、多くのシーンにおいてブロックチェーンはまだ活用できていないが、一日も早くこれらを実現するために、我々は準備をしておく必要があります。例えば、何かのサプライヤーチェーンや何かの生態系の中で、ブロックチェーンへの転向や、これに関することを取り組む会社が一つあれば、この会社が先頭に立って、その他の企業や個人をブロックチェーンの分野へと導くことになります。なので、今から準備や計画をしておいて、先頭者でも先行者でもいずれにせよ、とにかく、取り組んでみるのが良いかと思います!」

 

IBM大中華圏クラウドコンピューティング事業部技術マネージャーの蒋旭春さん:IBMはビットコインではなく、企業のブロックチェーン化を行なっています。それと同時に、プロジェクトとパブリッククラウドの2つの方法を提供しています。

IBM2015年からブロックチェーン事業を開始しており、当時では「フィンテック = ブロックチェーン」という形で金融エリアでの実証実験を行っていました。今では、IBMは世界中で400以上のプロジェクト実績があるようです。その中では、金融業を中心としたブロックチェーンプロジェクトが普及しています。

中国国内の某銀行を例とすると、銀行内部の専門家によるリスト化された幾つかのブロックチェーンを実用化する事業の中から、IBM Garageのコンサルティング方法論などによって、ブロックチェーンを応用するプロジェクトを2,3と定めました。そのうち、資産保護という事業があって、それは銀行、信託投資、申請者、及び監督配布方と4つの部門が関与されています。チェーンに載せる前は、メールや電話で確認しなければならないプロセスやファイルが30件以上となっていますが、チェーンに載せた後は、ブロックチェーンの分散型台帳やスマートコントラクトなどのおかげで、その量を大きに簡略化させることができます。3ヶ月間の試行を経た結果、ブロックチェーンはコア事業へ移行しつつあり、ものすごい量の事業を管理しています。この事例から見れば、ブロックチェーンの実用化が十分に見えます。」

 

Linfinity CTO学才さん:「人類の情報についての記録方法から見れば、遠い昔は縄の結び目の数や間隔、色などの組み合わせで、複雑な情報を記録する事が出来ました。現代で言えば、ブロックチェーンが我々人間にとって、情報を記録する最も良い方法ではないでしょうか。何故なら、ブロックチェーンが生まれる以前、技術面で実現できないことが多くありました。例えば、インテリジェンスという概念はブロックチェーンが生まれる前から存在するものですが、これと契約を結び、どこかに保存しようとしたら、その場所は見つかりませんでした。それゆえ、ブロックチェーンは確かに一つのありがたいチャンスだと考えられます。ブロックチェーンはIBMのような大手企業にとっても重要な課題ですが、小企業にとっても課題となります。ブロックチェーンは、確実に様々な分野で多くの問題を解決できるでしょう。例えば、絵画をブロックチェーンに乗せれば、絵画のこれまでの流動が見えるので、その価値を正確に判断できます。または、サプライチェーンについての情報をブロックチェーンに乗せれば、特にクロスボーダー事業に対しては、我々は何ができるでしょうか。これは偽造防止です。ブロックチェーンのおかげで、我々は偽造防止という概念を再定義できます。従来の偽造防止は物理的にやっていましたが、例えば、化粧品の箱にあるQRコードは、簡単に解析されてしまうため、34ヶ月に1回は変更しなければなりませんでした。でも現在は、ブロックチェーン技術によって、我々は商品の取引をちゃんとチェックできるようになるため、その上で、偽造防止という概念も再定義できます。」

 

PNP中国管理パートナーの趙晨さん:「ブロックチェーンは今別に新しいものではなく、インターネットに対しては、新しい時代をつくるかどうかは、僕にはまだよく見えません。何故なら、情報処理や記憶などの、多くの面にはまだ様々な問題があります。そうはいっても、我々企業は投資機関の一つとして、このチャンスは絶対に見逃しません。まずはプロジェクト、我々が投資するのは普通、技術や価値を中心として考えるものだが、今は『基礎工事』を重視しています。レイアウトを組むような技術チームは、通信など、深い技術分野に触れるため、我々にとっては、大きなチャンスだと考えられます。

そして、我々のお客様企業の中には、病院や医療機関などがあります、カルテや医療映像の転送、記録におけるブロックチェーンの応用も、我々にとっては大きなチャンスとチャレンジだと思っています。」

 

 二、ブロックチェーンのデジタル広告やデジタルマーケティングにおける活用事例、または、実用化する中で直面するチャレンジなどをご説明いただいてもよろしいでしょうか?

 

DATx世界向けビジネス担当者の杜夢さん:「マーケティングはそもそも人の興味を惹き、その人を消費者に変化させるものだと思っています。従来のユーザは受動的に広告を見ておりました。有益ではない情報を取捨選択することもできず受け取っておりました。しかし、出稿側においても全く情報がない状態での配信は無駄なトラフィックにコストをかけてしまうことになり兼ねず、そんなリスクを冒せませんでした。そこでブロックチェーンにより暗号化してデータを記録することでこれは解決できます。共通の合意を持った上で誰かがデータを有し、そのデータの記憶や安全性などに関して全面的なソリューションが提供されるようになるでしょう。」

 

DotC United Groupブロックチェーン・プロダクトマネージャーの李赫さん:「ついさっき言ったとおり、バリューチェーンにおけるユーザの欠落。広告主は広告を正確に配信するためにユーザについての若干のデータを手に入れる場合、手に入れたデータの信頼性や安全性などは広告主にとっては不明ですし、ユーザ自身にとっても、プライバシーを侵すことになっています。ということで、ユーザはこのバリューチェーンの中から欠落してしまったのです。我々はユーザをバリューチェーンに移行しようとしたら、我々自身のプラットフォームにおけるユーザについてのデータを収集しなければならない。しかし例えば、広告取引を行うマーケットプレイスを作って、広告主は広告をマーケットプレイスに置いて、そして、ユーザをチェーンに載せて、この広告に対して自らの好みやその他詳しい情報を共有します。ユーザの量がまだ少ない場合、データの量が少なくても、これらはチェーンにおいて実行できます。

 

現在の市場では、XiaomiIBMなどの会社は多いにプライベートブロックチェーン、許可型ブロックチェーン、及びコンソーシアムブロックチェーンなどのソリューションを提供しているが、それらソリューション自身は一つ問題があります。それは、ユーザをブロックチェーンに載せるのがなかなか難しい、ということ。

 

今後は、あらゆる操作はブロックチェーンにおいて行われるでしょう。それぞれの操作が特別な処理となるため、これらはビジネス全体に影響を与えます。しかしながら、全広告業界にとっては、あらゆるデータの信頼性を確保できるのがメリットです。周さんがお話したGDPRのことですが、それは、技術がまだ不十分の段階で、個人データの処理に関する個人の保護、および個人データの自由な流通のための規則を定めたものです。もし、FacebookGoogleがブロックチェーンを使ったら、これらから生じたデータはまず信頼性があると考えられます。

その上に、ゼロ知識証明などを使ってデータの安全性などを向上させるのは、ユーザのプライバシー保護にとっては朗報のほかなりません。」

 

三、ブロックチェーンのマーケティングにおける実用化は、あらゆる企業に深刻な影響をもたらし、従来の伝統を守る企業や変化を嫌う企業にとっては生存を脅かすようなものとなるのか、もしくは別の形で浸透するのか?

 

DATx世界向けビジネス担当者の杜夢さん:「ブロックチェーンは瞬間的に生まれたものではないので、各企業は適応過程も重要となります。ブロックチェーンは現在こんなにもブームとなっているため、我々もたくさん学ぶことはありますが、ブロックチェーンを簡潔に説明するとものすごく大きなサプライチェーンと言えます。我々はこのチェーン上で処理されるデータを扱うパートナーを効率性、競争性、容量などの観点から真剣に選び出す必要があり、これも一つの市場となるでしょう。」

 

IBM大中華圏クラウドコンピューティング事業部技術マネージャーの蒋旭春さん:「全業界を見れば、国際化認証基準や専門的なプロダクトがなく、業界の先導者からの提案や方案などだけがあります。この基準がないことは、今この業界にとって足りない部分だと感じます。ブロックチェーンが業界を一変にさせるといえるのは、このチェーンに載せた後、従来のデジタル広告のすべての参与者(広告主、エージェンシー、ユーザなど)を簡略化できるからだ。それと当時に支払われた1ドルで価値の流れや流出なども明らかになります。ブロックチェーンに載せることによって、如何に事業の流通を再計画するか、また、如何に実用化されるか、これは、異なる分野の企業が直面している同一の問題だと思っています。デジタルマーケティングにとっては、GDPRやブロックチェーンは、業界再編を起こすきっかけになり、強いものがもっと強くなるでしょう。」

 

DATx世界向けビジネス担当者の杜夢さん:「今はP&Gや、ユニリーバやなどの会社は広告予算を減らしています。または、オンラインとオフラインの予算分配も再検討している会社が多いです。そして、伝統的なコンサルティング会社さえも、専門的なチームによるブロックチェーンについてのデータソリューションサービスを提供しています。従来のアドフラウドなどとは違って、現在の優れた技術を利用して、もっと価値のあることをやってみよう。」

IBM大中華圏クラウドコンピューティング事業部技術マネージャーの蒋旭春さん:「スマホなどにブロックチェーンに関連するアプリをインストールしたり、これもモバイルインターネットにおけるトレーサビリティを可能にするものとなります。我々のPCや、特にクラウド環境の中で、暗号化されたチップはブロックチェーンと集積して、あらゆるデータのトレーサビリティを可能とします。これも、現在IBMは関連する上流の企業と提携して進めているブロックチェーンプロジェクトの一つです。」

 

四、今までは、ブロックチェーンプロジェクトに投資する中で、何か嘘などに引っかかったことはありますか? または、成功した経験も、失敗した経験も教えていただきいと思っています。

 

PNP中国管理パートナーの趙晨さん:「僕はソフトウェアとハードウェアを駆使した技術に関心を寄せています。広告マーケティングなど、伝統的な業種でも、成長しているベンチャーでも、ほとんどの企業は新しい技術との融合が必要になります。例えば、我々がこの二年間で投資した企業の中には、IoT企業もあれば、中科院が立ち上げたプロジェクトもあります。トラフィックのコントロールや安全保護、そしてID認証などに対しては、今の新たな技術を導入するのです。現在は、エレベーターの中でもユーザが持っているスマホ上のWebアドレス情報が収集されます。エレベーターの壁面に、関連性のない広告が流れている間に、ユーザのスマホでのネットサーフィン履歴などを解析でき、そして、関連する広告をすすめるのです。それはもちろん、さきほどお話したプライバシーの問題がありますが、これは新しいプロジェクトとして取り上げられる価値はあると思います。新しい技術は、少なくともこれら企業にとってエネルギーになれば、今後直面するチャレンジなどにも心の準備ができます。」

 

DATx世界向けビジネス担当者の杜夢さん:「それでは、私より締めくくりをさせていただきます。私が見たところ、この市場を百パーセント把握する必要はないと思います。この応用については20パーセントの理解で十分です。具体的には、生態系におけるこの繁栄をしている一部分を一緒に構築して、そして、余りの20パーセントを動かす。何故なら、これはゼロサムゲームではなく、全体を向上させることが重要だからです。

 

ブロックチェーンは広告マーケティングにおける利益配分についての透明性を大きく向上させます。ブロックチェーンの非中央集権化に基づいた分散型台帳技術などを通じて、公開的、かつ透明性のある広告生態系を構築させます。また、インセンティブ機能を通じて、ユーザを奨励し、生態系におけるユーザ、パブリッシャー、及び広告主間の自発的な対話を促進します。最終的には、ブロックチェーンの非中央集権化とデータの透明性などの特徴を通じて、ユーザ体験とビジネス化をバランスよく維持し、信頼できるデータフローのクローズド・ループを作るでしょう。

 

DotC United Groupは広告技術についてのブロックチェーン・コミュニティーを目指しています。コミュニティーの参加、退出には規則やルールを守るべきです。コミュニティーにおいて、様々な役割を持つ企業様は、みんなと一緒に技術と業界基準化、またはブロックチェーンについてのソリューションの発展を図っています。」

 

DotC United Groupについて

DotC United Groupとは、DUG と略し、グローバリゼーションに直面するチャレンジに取り組み、企業の海外進出プロセスを単純化するため、インターネット・プラットホームを構築したテクノロジー会社です。長年に渡るローカライゼーションやデータによるソリューション、多様化された配布チャンネルなど、経験や実績を活かして、DotC United Groupは組織化・体系化された計画、及び実施をサポートすることによってCTW(中国式海外進出)のプロセスを単純化させています。DotC United Groupはグローバリゼーションにおいて、お客様(ユーザと企業)の痛点に集中することによって、競争力のある、及び差別化されたサービス・ソリューションを提供し、お客様へ価値を還元して、win-winの関係を築いています。

DotC United Groupはビッグデータをビジネス業務に結びつけ、そのビッグデータを駆使した技術と手法に基づき、グループのコアビジネスを進化させ、業務構造を最適化させています、そして、効果的に事業効率を図り、、正確にユーザーニーズを把握していきます。

それと同時に、DotC United Groupのビッグデータ技術は、市場支配、戦略的計画、内部管理など様々な側面に対して有効なガイダンスとデータサポートを提供することができます。その他、DotC United Groupは、ビッグデータを基礎とし、最先端技術と最新プロダクトによって、世界中のお客様により良いサービス・生活を提供していきます。現在、DotC United Groupにはユーザエコシステムと広告&ビッグデータという2つのシステムがあります。